PC・PDA関連: 2011年5月アーカイブ

 私の現在のPCはCore i7-950+GeForce GTX 460という組み合わせです。私が使っているGTX 460はeVGA製で、GPUコアクロックがかなり上がっているモデルです。仕様はこちらに記載されています。

 そして前メインだったPCの部品を一部流用して組み立てたTV用のPCは、PhenomII X4 965BlackEdition+GeForce GTS 250という組み合わせでした。このPCはブートドライブもSSDにしてありますし、ビデオカード以外の性能は決して悪いものではありません。製品としてはそれほど古いわけではないGTS 250ですが、G92コアですから世代的にはGeForce 8800GTと変わらないことになります。

 というわけで、このPCのビデオカードがGeForce GTX 470に入れ替わりました。このGTX 470は中古品で9,800円でした。

 現在の私のPCでは、Windows エクスペリエンス インデックスのグラフィック関連ではグラフィックス、ゲーム用ともに7.6にしかなりません。いくらクロックが上がっていても、さすがにミドルハイクラス程度の製品ではこの程度です。

 しかし、PhenomII X4という、今となっては少々見劣りするCPUと組み合わせていても、GTX 470では7.8をたたき出します。このあたりがハイエンドとミドルクラスの差ということでしょうか。

 私がGTX 460を買った時点では、GTX 470はやっと3万円割れが出始めたという時期だったのですが、今では下手をするとGTX 460よりも安く取引されることがあるほどになってしまいました。確かにGTX 470は消費電力・発熱ともに明らかに大きいわけですが、これが1万円以下クラスにまで降りてきたことを考えればお買い得度はかなり高いかもしれません。

 現在私が使っているPCはWindows XP SP3(当然32bit)とWindows7 Ultimate 64bitのデュアルブートとなっているのですが、普段はアプリケーションや周辺機器のドライバーの都合もあり、XPの方を主に使っています。

 地デジチューナーのBUFFALO DT-H50/PCIEについては動かなくても仕方ないとあきらめられる(別PC上のPT2からLAN経由で視聴可能なので)のですが、どうにも困るのが無線プリントサーバー経由でつながっているプリンター、Canon LBP-1110の64bit Windows対応ドライバーが存在しないということです。

 実は代替品のプリンターはとっくに用意してあるのですが、まだ正常に動作していて、トナー残量も十分のLBP-1110をあきらめる決心が付かなかったのです。

 もちろんWindows7上で作業していても、そのファイルをXP上で開き直せば印刷は出来るのですが、そのたびにWindowsの再起動というのもさすがに時間がかかります。

 そこで何とかWindows7 64bitからLBP-1110に出力できないかと考えていたのですが、Windows7 Professional以上であれば利用可能な、XP Modeを使ってやればある程度解決出来るということが判りました。

 実はプリンターがUSB接続であれば、この方法は割合簡単なのです。XP Mode側にプリンターをセットアップした後で、Virtual PC上のメニュー「USB」で接続されているプリンターを選択して「接続」を実行してやればWindows7側から使えるようになります。

 しかし、この方法はUSB以外の接続方法では使えません。LBP-1110はUSB接続機ですが、私のようにプリントサーバー経由ではUSB接続デバイスとは認識されませんので。

 そこで思いついた手段は、XP Mode側に印刷可能なアプリケーションを何かセットアップしてやり、Windows7側からXP Modeでそのアプリケーションを実行するというものです。私の場合はWindows7側にMicrosoft Office 2010がセットアップされていましたので、旧来との互換性確保も兼ねてXP ModeにMicrosoft Office 2003をセットアップしてみました。

 まず、XP Modeの方にプリントサーバーを介してLBP-1110を利用できるよう、プリンターのセットアップを行います。私の場合はNetHawk WP100を利用していますので、両方のユーティリティをセットアップして、テスト印刷を行い出力に問題が無いことを確認します。続いてXP ModeにはOffice 2003をセットアップします。この手順は通常のWindows XPと全く変わりはありません。

 XP Mode側へのセットアップが一通り完了したら、Windows7側のスタートメニューで「Windows Virtual PC」-「XP Mode アプリケーション」を開いてみると、先ほどXP ModeにセットアップしたOffice 2003のアプリケーションが加わっていることが確認できます。後はここから目的のアプリケーションを実行するだけです。あるいは目的のデータファイルを右クリックし、「アプリケーションから開く」で開くアプリケーションを(XP Mode)と記載されているものにすることでも、LBP-1110からの印刷が可能になります。

 CanonのCAPT対応プリンターは、LBP3000以降を除いて64bitドライバーは用意されなさそうですから、このような回りくどい方法で使うしかないようです。面倒ですが、それでもプリンターを入れ替えるよりはまだ納得は出来ますので。

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