PC・PDA関連: 2009年4月アーカイブ
AMDから新GPU、RADEON HD 4770が発表され、各社から搭載製品が発売されています。実売価格が11,000~13,000円程度とミドルレンジの標準的な価格でありながら、NVIDIAのGeForce 9800 GTを凌ぐパフォーマンスということで注目を集めているようです。
ただ、個人的にはどうも中途半端さが拭えない気がします。殆どの製品で2スロット占有の冷却機構ですし、先代のミドルレンジであるRADEON HD 4670とは違って補助電源も必要とします。NVIDIAがGeForce 9800 GT/9600 GTでGreen Editionを発売して、補助電源を極力不要とする流れにしているのとは対照的ですからね。
もっとも、何よりも不安なのはどうせ速いのは最近のゲームやベンチマークを動かしたときだけで、古めのプログラムでは意外なほど遅いのではないかということです。RADEON HD 4870を使ったときの印象があまりにも悪いため、どうしてもAMDの製品に関しては疑心暗鬼ですね...。
本日シャープから発表されたPC-NJ70Aシリーズがその正体だったようです。製品情報はこちら。こちらには開発の背景などが記載されています。
>シャープは、4月14日から同社PC事業としては異例のティザー広告をウェブ上で開始。
>それに伴い、100人のモニター募集を開始した。1万人に到達した段階で締め切ると
>したモニター募集は、1カ月間の応募期間を設定していたが、14日午後3時からスタート
>後、27時間後の15日夕方には1万人に到達し、募集を締め切るという人気ぶりとなった。
と書かれている通り、モニター募集は約1日で締め切られていたようです。たまたまMebiusの公式サイトを見に行って良かったというべきか...。
それはともかく、PC-NJ70Aはハードウェアとしては従来のネットブックそのもののPCに、光センサー液晶パッドを搭載することで差別化を図った製品ということが出来そうです。この光センサー液晶パッドは確かに面白い存在で、ホビー分野のみならずビジネス分野でも使えそうな気がします。もっとも、既存のソフトウェアに対してどう対応していくのかはまだ判りませんが...。
作業そのものは既存のPC用タブレットでも殆ど同じことが出来そうですが、この光センサー液晶パッドは描画領域に4インチWVGA(854x480)という情報量を表示できることがポイントですね。あくまでソフトウェアに左右される装備ではありますが、あらゆる可能性を秘めているということだけは間違いないでしょう。
一応Impress PC Watch等で表記されているこちらの名称で書きますが、公式製品情報ではページタイトルが「HP 2140 Mini-Note PC」で本文が「HP Mini 2140 Notebook PC」となっていて、どちらが正式名称なのか理解しづらいところです。
それはともかく、日本発売時に私が酷評したHP 2140ですが、ようやく上位仕様が投入されました。製品情報はこちら。
何といっても大きな改善点は液晶が10.1インチWXGA(1,366x768)となったことでしょう。標準搭載のメモリも2GBとなったほか、プリインストールOSもWindows Vista BusinessダウングレードによるWindows XP Professionalとなり、これでNVIDIAのIONプラットフォームであれば私でも買っているかもという充実ぶりです。
#Atom N270+945GSEである点で踏みとどまれますが。
さらに注目するべきはSSDモデルが用意されたことでしょう。このSSDはIntel製80GBモデルと公表されていて、簡単に言えばX25-M 80GBがそのまま載っているということになります。
160GB 7,200rpm HDDモデルと80GB SSDモデルが用意され、価格はHDDモデルで69,930円、SSDモデルで79,800円と、意外なほど価格差が小さいことも見逃せません。HDDが通常1万円弱で買える仕様のモデルであるのに対して、SSDの方は3万円台後半~4万円程度ですからね。私なら迷わずSSDモデルを買って、SSDを取り出して他に転用した上で、320~500GB程度のHDDに載せ替えて使うでしょうね。
久々に発売されたパラレルATA(IDE)接続の2.5インチSSDということで、世間でも注目されているのかと思ったのですが、全く話題にすら上がっていないようですね...。
先程Yahoo!やGoogleで検索してみたのですが、CFD自身の製品紹介・販売店のページ以外で検索に引っかかったのは、このブログだけでした。
これまでの低価格・高速型MLCとはハードウェア自体が異なっているのは間違いない模様で、プチフリーズも完全になくなったわけではないものの、TS64GSSD25-Mとは比べものにならないくらいに少ない頻度で、Windows起動直後にWindows Updateやウイルス対策ソフトの自動アップデートなどの負荷が集中した場合に、プチフリーズが確認出来るという程度です。
ThinkPad X32にCSSD-PM64NLとTS64GSSD25-Mでほぼ同等のWindows環境(ある程度使い込んだHDDからの完全コピー)を用意して、このブログの書込などの操作をしてみた場合に、CSSD-PM64NLの時にはスムーズに操作できても、TS64GSSD25-Mでは書込画面を開いて文章を打ち込んでも、しばらくの間は入力内容が表示されないほどのタイムラグが発生するという具合です。
特にThinkPadで取り付けに難があるのは事実ですが、それでも体感速度の差には代えられず、結局ThinkPad X32で常用するのはCSSD-PM64NLにすることにしました。
とにかくCSSD-PM64NLで残念な点は、この取り付けに難が生じるねじ穴の開け方と、Intel ICH-6MのPCで相性問題が発生する(CFDの公式発表による)という辺りです。
なお、この製品は「Made In Japan」と明記されていて、基板の文字の刻印は旧メルコの特徴が見られるという、何とも出所がわかりにくい製品でもあります。ThinkPadに内蔵する前に殻割りしてみれば良かったかと少々後悔しています...。
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