スポーツ関連: 2010年9月アーカイブ
プロ野球パ・リーグは、今年のレギュラーシーズンに関しては明日・明後日の千葉ロッテ-オリックス(千葉マリンスタジアム)の試合を残すのみとなりました。ただ、私自身のスケジュールとしては、今シーズンの観戦は今日の千葉ロッテ-東北楽天が最後の試合でした。
始球式は何故か成田山新勝寺の僧侶。どうやら必勝祈願のアイテムを設置した際に、祈祷をされた方らしいです。ちなみに、投球内容は草野球レベルの経験者ではないかと思えるもので、不安要素もなくキャッチャーに投げ込んでいました。
試合内容についてもある程度撮影してあるのですが、ズームレンズの望遠端(300mmがAPS-Cサイズセンサーで利用しているため500mm相当となる)をシャッタースピード1/30~1/50程度で使っているため手ブレがひどいものが多く、あまり掲載に適したものがなかったので省略。結果としては7-2でロッテが勝ち、クライマックスシリーズ出場への望みを繋ぎました。もっとも、今日は出場を争う北海道日本ハムも勝っていますので、ロッテが出場権を得るためには残り2戦で1勝1分以上が必要となり、かなり厳しいものとなってしまいました。
そして、私自身の今年の観戦結果です。
計10戦で、結果は6勝4敗ということで、履歴が残っている2005年以降では初めての勝ち越しとなりました。というより、これまでは常に勝率5割であり、このパターンからいくと今日は負けるものと思っていたのですが...。
仮にロッテがクライマックスシリーズ出場を果たしたとしても、シーズン3位のチームにはホーム球場での開催権がありませんから、日本シリーズにまで出場しない限り今日が私にとって今季最終戦となる事に変わりはありません。
残り試合が雨天順延による追加日程だけとなる時期のプロ野球パ・リーグですが、今日になってようやく優勝チームが決まりました。
一度は埼玉西武ライオンズが優勝マジックを4にまで減らしていたのですが、最近なって大失速。その間コンスタントに勝ちを重ねていた福岡ソフトバンクホークスが大逆転で優勝を決めました。
ソフトバンクの強さはやはりリリーフ投手の充実度でしょう。SBM(摂津・ファルケンボーグ・馬原)の従来からの絶対的リリーフ陣に加え、今年は甲藤や森福も頭角を現し、5回までを同点で凌いでおけばまず負けないという安心感がチームを支えていました。必ずしも打線は本調子ではなかったと思いますが、それでも抑え投手がしっかりしているチームが勝ちに近いということを証明して見せたといえるでしょう。
一方まさかの連敗を重ね優勝を目前で逃した西武は対照的で、前半の快進撃を支えた藤田やシコースキーが最近になって安定感を欠き、かつての守護神グラマンは戻ってきたものの出来は散々ということで、試合をひっくり返されて負けることが多くなってしまったことが敗因でしょう。
また、最終戦まで続きそうな3位争いですが、前半戦の快進撃が嘘のように負けを重ねている千葉ロッテマリーンズと、ここに来て昨年までのような試合展開が戻り始めてきた北海道日本ハムファイターズという構図で、数字の上からは可能性は五分五分であるものの、総合的に見れば日本ハム優位の展開でしょう。こちらも抑え投手で明暗がはっきり分かれてしまっています。
前半戦ではほぼ完璧だった小林宏が最近は目に見えて調子を崩しているロッテに対して、ようやく試合を壊さなくなってきた武田久という両チームの守護神の差に加え、そこに繋ぐまでの課程でも明らかに駒不足のロッテよりは、建山や宮西、榊原などに安定感がある日本ハム優位でしょう。
オリックスバファローズは今日の試合まで3位の可能性を残していたものの、今日日本ハムが勝ったことで自動的に4位以下が確定し、直接対決2試合を残すロッテとの4・5位争いだけに絞られました。平野や岸田を抑えに回したことでリリーフ陣は充実したのですが、先発陣が手薄すぎました。それでも勝率5割ラインをキープしているのですから、決して一概に弱かったといえる成績でもないのですが...。
今シーズンのパ・リーグは合計5試合を残すのみとなったわけですが、未だに3~5位のチームは決まっていないという、消化試合が無い展開で楽しませてくれています。ただ、逆に言えば実力的に安定していたチームがなかったことが原因という考え方も出来るわけで、シーズンオフの各チームの補強が注目されます。
2003年以降先発投手として定着し、千葉ロッテマリーンズの投手陣の中心となってきた渡辺俊介。ロッテのみならず、世界的に見ても珍しい完全なアンダースロー投手として、WBCやオリンピックの代表としても活躍をしてきた投手です。しかし、今日の試合で見られたのは彼の実力の限界でした。
ここ数試合は5回までに大量失点を繰り返し、そのたびに調整法の工夫など色々と試行錯誤を繰り返していたようですが、今日の投球内容を球場で見て、ここ最近の成績は不調などではなく彼の能力の限界によるものであると確信が持てました。
彼のような技巧派投手にとって、生命線となるのは何と言っても制球力と、確実にカウントを取れる球種です。しかしながら、昨年辺りからそうなのですが、今日もまずキャッチャーに要求されたコースに投げることが出来ていません。コントロールがばらついても打ち取れるような剛球型であれば別なのですが、彼の球はプロの打者であれば、バットに当てるだけであればさほど難しいものではありませんからね。打者が長打を捨て確実に当てにいくと、大抵の場合打たれてしまいます。
また、彼の特徴である緩急を使おうという意識は見て取れたのですが、どうタイミングを外そうと球に絶対的なスピードがないため、タイミングを外してもファウルで粘られてしまい、球数をいたずらに増やすだけになってしまいます。
もっとも、仮に制球がある程度まとまったとしても、ここぞという場面で使えるようなウイニングショットを持っていない投手ですので、粘られた挙げ句甘い球を痛打されるという展開に変わりはないでしょう。
昨年の成績は既にそれが表れたものだったのですが、今シーズンは前半に打線の援護などもあってそこそこ勝ててしまったので、本人も監督・コーチ陣もその点が理解できていなかったのでしょう。年齢的にも、今後大きな技術・能力の上積みが期待できる状況でもありませんし、個人的には年俸の大幅ダウンを本人が納得しなければ、他球団の評価がある程度高いうちに放出してしまった方が良いのかとさえ思ってしまいます。
千葉ロッテという球団は、フロントについては三流以下と常々言っていましたが、さすがにあきれ果てます。
23年間ロッテ一筋 堀に戦力外通告...本人は現役続行希望 (スポニチ Sponichi Annex)
確かに、走塁や守備に関しては最早衰えは隠せませんでしたが、昨日現在で2軍では119打数40安打の.336と非常に安定した成績を残しており、打撃に関しては一軍ベンチに座っているだけの置物(特にT外野手)よりはまだまだ優れた実力を持っていながら、今シーズンは遂に一度も1軍に昇格することなく戦力外通告となってしまいました。
戦力としての見方ではなく、単に1軍監督の西村が彼を個人的に嫌っているためにチャンスを与えなかっただけという可能性も指摘されており、ロッテオリオンズ時代からの唯一の生え抜き選手に対する処遇とは思えないものがあります。ある意味似たようなタイプである、阪神からトライアウトを経て入団した今岡内野手には早々に来季契約を示唆している辺り、個人的感情によるものという見方の裏付けとも考えられますし。かつて現楽天の小坂内野手についても、「西岡という代わりが出来たからもう要らない」という理由で冷たく放り出したこともありましたし、選手はしょせん使い捨ての駒というフロントの態度が露骨すぎます。
現在チームは何とかAクラスに踏みとどまれるか否かという瀬戸際で戦っていますが、このような処遇を見て果たしてモチベーションを保てるのでしょうかね。監督に気に入られていなければ、どんな成績であっても簡単に首が飛ぶ、逆にお気に入りであれば惨憺たる成績でも1軍の座は保証されるということを、今シーズンの間にはっきりと示してしまったわけですから...。
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