雑記・雑談: 2013年7月アーカイブ

 今更ではありますが、投票する前からわかっていた通りの結果となりました。日本国民は最悪の選択をしてしまったのかもしれませんが、もはや手遅れです。

 個人的に日本維新の会は最も嫌いな政党ですが、橋下共同代表のコメントには同意したくなるものがありました。曰く「原発反対、消費増税反対、でも投票先は自民党。わけがわからん」と。

 ここまでの結果となってしまった最大の原因は民主党政権がひどすぎたことであることに疑う余地はありません。野田前首相はこの事態を招いた原因が自分であることをまだ理解出来ていないらしいですが、前首相がわざわざ次の政権のために泥を被って、安倍政権の引き立て役となってしまったわけです。現在の自民党政権からすれば、国民から嫌われる政策は全て野田前首相が筋道を作ってくれたのですから、これほど楽なことはなかったでしょう。「前政権で決まってしまったのだから仕方ない」という言い訳で全てごまかせますから。

 「アベノミクス」という造語に踊らされ、勝手に景気が良くなってくれるという期待感で投票してしまった人に言いたいのは、アベノミクスがそのような名も無き一市民に対して恩恵を施してくれることはないということです。むしろ増税や物価上昇による負担だけを負うことになるのですが、まあそこは自己責任です。諦めるしかありません。

 今回自民党に投票した人で、自民党の憲法草案をきちんと読んだ人はどの程度いるのでしょうか。読んだ上で賛成出来るのなら私が言うべきことはありませんが、私はあんな憲法が本当に制定されるような国であるなら、海外への移住を本気で検討します。あの草案に沿った憲法ではさすがに今のシステムで改憲に持ち込むのは困難であるからこそ、96条の先行改正に執念を燃やしているという単純な図式が見えてこないのですかね?

 一つの政策を支持するという理由だけで投票するという図式は、小泉政権時代の「郵政民営化」だけで他の全ての政策に対して全面委任という意思表示をしてしまったという過ちを再び繰り返しているのですが、投票した人には当然そんな意識はないでしょうし。

 はっきり言ってしまえば、本気で(名も無き一)国民のために政治をするような政治家など一人もいません。政治家というには自分を支える組織なり企業のために活動するものです。未だに安倍首相を盲目的に信じている人たちは、せめてそのことを理解して欲しいところです。

 

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