雑記・雑談: 2010年10月アーカイブ

 以前私がこのブログで「SONY辺りが5~6万円程度でUSBかFireWireのオーディオI/Fを作れば十分売れるのでは」と書いたことがありましたが、ハイエンドメーカーのLUXMANからもう少し高級価格帯にUSB DAC/DDC/ヘッドフォンアンプという形で発売されるようです。記事はこちら

 Burr-Brown製のPCM1792Aを自慢している辺りは少々不安なのですが、LUXMAN辺りのメーカーが中身を見たらがっかりするほどひどい製品を作るともの思えないので、写真ではある程度しかわからないもののそこそこ金は掛かっているように見えます。

 国産オーディオメーカーで、オンキョーを除いてPC接続用のオーディオ機器にきちんと取り組んでいるメーカーはまだあまりない(YAMAHAやMarantzは今期の新製品でネットワーク接続メディアプレイヤーは発表しましたが)ので、ハイエンドメーカーとしての知名度があるLUXMANが取り組んでくれたことは大いに評価したいと思います。私が買える辺りの金額にはならないのが残念ではありますが...。

 ただ、仕様面で少々疑問なのは、Windows/Macintosh共にOSの標準ドライバーで動作可能と書かれている点です。というのも、標準ドライバーで動作するチップはある程度限られてくるわけですが、以前Styleaudio製のUSB DACを自宅で試した際に、PC用オーディオI/Fのデジタル出力経由の音質とUSB接続時の音質とを比較してみると、前者の方が圧倒的に良かった経験があるためです。この部分がカスタム設計でないとすると、仕様ではこのStyleaudioの製品に近いものとなる可能性が高いのです。

 このときにはCardDeluxeの同軸出力に適当な細いビデオ用OFCケーブルで繋いだだけだったのですが、それでもUSB経由と比べると全ての要素で上回っていました。LUXMAN辺りのメーカーであればきちんと試聴を重ねて発売していると思われますから、杞憂だとは思いますが...。

 昨日書いた通り、一応見てきました。ただ、東芝の裸眼3Dは開場早々に入場規制で、列を作って待つことすら出来ないということで、あっさりと諦めて三菱電機ブースの眼鏡を使う3Dシアターの方を見てきました。

 この3Dはサンプル映像がディズニー映画ばかりだったのが原因なのかもしれませんが、見ていて違和感が強すぎる3Dで、全く感心しませんでした。単に飛び出て見えれば3Dの意味があるというわけでもないでしょう。

 ただ、三菱電機ブースで感心したのはむしろ既存のDLPです。わざと湾曲した壁を作って投影していたのですが、平面でなくてもきちんと鮮明な画が映し出されていました。7000ルーメンということで、蛍光灯が付いた室内でも自然な発色で見られましたし、金があればこちらは欲しいと思った出来映えです。

 それ以外の家電各社も今年はとにかく3D押しでした。SONYなどはステージの大画面を全て3D表示していて、かつその裏側では参考出品ながらPlayStation3+BRAVIAの3Dデモを行っていました。

ps3_gt5_3d.jpg

 ただ、とにかく困るのが眼鏡利用の3Dでは写真の撮りようがないことです。今年の写真の少なさはこれが原因だったりします。以下、適当に集めた写真を挙げておきます。

 まずはPioneerのスマートフォンナビ。サンプルはXPERIAです。

smartcradle.jpg

 毎度お馴染み、日本ケミコンのオーディオ向けコンデンサと、採用例のアキュフェーズ製品。

nichichemi.jpg

 日立ブースからは日立LGデータストレージのハイブリッドドライブと、近距離照射対応DLP。

hgst_hybrid.jpg

hitachi.jpg

 ヤマハの電動アシスト自転車と電動スクーター試乗会。ちなみにここまでの順路には、等身大(?)のVOCALOID立て看板が置かれていて、案内音声をそれぞれの声でしゃべっていました。

yamaha_trial.jpg

 ヤマハの試乗会場の隣は、ロボット相撲大会の会場となっていました。

robot.jpg

 フォスター電機では、FOSTEXブランドのUSB DAC/ヘッドフォンアンプ2機種などが展示されていましたが、試聴にはできればモニタースピーカーではなくある程度のヘッドフォンを使わせて欲しかったですね。

fostex_hp-a7.jpg

fostex_hp-a3.jpg

そして最後に会場全体図。何となく年々規模が小さくなっていっているような...。

hall.jpg

 現在開催中のCEATEC JAPANで、東芝が裸眼3D対応液晶テレビの実機を展示しています。会場が幕張メッセということで、時間が空いたら見に行こうと思っていたのですが...。

 昨日(一般公開初日)のグラスレス3D特設シアターは、何と2時間待ちという大盛況だったそうです。盛況すぎて見る気が失せます(苦笑)

 昨年は村田製作所のロボット展示が大盛況でしたが、それでも遠目に実物を見る程度は出来たのですが、そこまでの盛況ぶりではそれも難しいかもしれません。

 今年の展示は、とにかく3Dがキーワードとなっているようですが、個人的にはまだ3Dへの興味はそれほどでもないんですよね。裸眼3Dが当たり前になってからで十分だと考えていますので。その意味で市販品の実機となる「グラスレス3D REGZA」には興味があったわけです。

 まあ、いずれにしてもCEATECは実際に見に行くと意外な発見があったりして楽しめますので、時間が空いたら見に行けるよう、すでに事前登録だけはしてあります。

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