PC・PDA関連: 2010年6月アーカイブ
東芝が本日発表したPCの新製品の中に、「libretto W100」という製品が含まれていました。記事はこちら。
もともとのLibrettoは今でいうネットブックのようなコンセプトに近く、その時点ではPCとして非力なハードウェアであっても、そのコンパクトさとよく練られた使い勝手で一定の評価を得たモデルでした。もっとも、ネットブックほど安価ではありませんでしたし、その当時としてはモバイルPCとして高い水準は保っていましたが。
Libretto 20から始まったシリーズは、その後モデルチェンジを繰り返しMMX Pentium 266MHzを搭載したLibretto ff1100vで一旦終了し、TransmetaのCrusoe TM5x00発表と同時にLibretto Lシリーズとして復活しました。しかしこれもTM5800を搭載したLibretto L5を最後にシリーズは打ち切られます。
5年ほど前に突如Libretto U100というPentium Mを搭載した製品が発表されましたが、これは何とも中途半端な製品で、この一代限りで終わってしまい、ここで今度こそLibrettoも完全に終わったかと思われていました。
そして今回久々のブランド復活となったLibrettoですが、今回は乱暴な言い方をするとPC版Nintendo DSでしょうか。開くと上下に液晶が配置されていて、下側の液晶でソフトウェアキーボードなどを実現しているようです。
ハードウェア的にはなかなか凝った製品ですが、実際に使ってみないとコメントしづらい製品であるのは間違いなさそうです。久々に実機を見てみたいと思える製品であることだけでも歓迎できるのは間違いありませんけどね。
今日は午前中少し時間の余裕があるので、私の世代遅れPCがどの程度通用するのか、公開されたばかりの「Final Fantasy XIV Official Benchmark」を動かしてみました。現在のスペックは下記の通りです。
OS:Windows XP SP3 (DirectX 9.0c)
CPU:AMD Phenom II X4 965 BlackEdition (3.4GHz定格動作)
M/B:ASUS CROSSHAIR II Formula (NVIDIA nForce 780a SLI)
RAM:4GB DDR2-1066
VGA:NVIDIA GeForce GTX 260 (SP192)
SOUND:MOTU 828mkII (Output)+emagic emi 6|2m (Input)
HDD:WesternDigital VelociRaptor WD1500HLFS (Boot)+Seagate ST31500341AS (Data) etc
GeForce GTX260の実力は今でもそれなりだと思いますが、つい最近までハイエンドであったPhenom II X4 965 BlackEditionも、メモリがDDR2では真価を発揮しづらいところでしょう。それに何と言ってもハードウェアレベルでDirectSoundに対応しているサウンド・オーディオカードが全くない辺りがかなりネックになるはずです。
で、結果は次の通り。
Low 3712
Load Time 12741ms
High 2277
Load Time 14386ms
数字の上では思ったよりも良好な結果です。Core i7 860+GeForce GTS250辺りの結果は確実に上回ってきていますからね。
ただ、表示されている内容を見ていると弱点ははっきりとわかります。描画の重さよりも、効果音が入った場所でのフレームレートの落ち込みが極端なのです。MOTU 828mkIIでゲームを動かそうという方が悪いので仕方ない結果ではあるのですが、CROSSHAIR II Formula標準添付のサウンドを活かした方が、ゲームプレイには無難そうですね。
ソフトウェアVPNの定番、PacketiX VPNのオープンソース版となる、UT-VPNが公開されたそうです。詳細はこちら。
実は以前から2拠点間を常時VPNで繋いでおきたいと思っていたのですが、PacketiX VPNの製品版を買うか否か迷っていたんですよね。純粋に2拠点間だけを結ぶのであれば安価なHome Editionでも良かったのですが、仕事でもう少し便利に使おうと思うと上位の製品を買う必要があり、そこまで払うべきか否かの判断がつかなかったのです。
とりあえず、Atomで動いているファイルサーバーにセットアップして、テストとして同じLANの中ではありますがVPNの接続をテストしてみました。クライアント側は、仕事でVPNを使う機会があったためセットアップされていた、PacketiX VPN 2.0を使ったのですが、接続互換性が保たれているとの説明通り、何の問題もなく繋がりました。
ちなみに、そのAtomサーバーを使ってスループットテストも行ってみたのですが、筑波大学のサーバーとの間で75Mbps程度は確保できていました。これぐらいの速度が出ているようであれば、100BASE-TXのLAN内部と遜色ない使い勝手は確保できそうですね。
玄人志向から発売されたサウンドカードの新製品、CMI8787-HG2PCIですが、実売価格で5,000円弱という価格ながら高音質を謳っているようです。製品情報はこちら。
ONKYO SE-90PCIと同様に再生のみに機能を絞り、コストをかけずに音質を向上させたということらしいです。使用パーツについてはC-Media Oxygen HD CMI8787に関しては何ともいえないものの、DACのAKM AK4396は確かに低価格サウンドカードに使うにはかなり高価なチップですし、「日本製のコンデンサ」というのも、写真では断定できませんが日本ケミコン製の低価格帯ながらオーディオ向けというものが混ざっているようには見えます。
ただ、肝心の主要な回路部分は金属製シールドに覆われて全く正体がわかりません。見える部分の構成は及第点でも、これらは音質の決定的要素にはならない部分ですからね。
是非買って試してみたいところなのですが、今日外出先で見た限りでは店頭に並んではいませんでした。見つけ次第入手してこようとは思っていますので、その時点で改めて論評してみようと思います。
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