JIVE: 2013年8月アーカイブ

 以前から新旧どちらのNexus7を買うかと悩んでいたのですが、Nexus7(2013)の情報が明らかになり始めた時点で、私の気持ちは旧型の方に傾いていました。

 確かにハードウェアを比較すれば、2013年モデルの方が遙かに魅力的です。本体サイズは同等よりやや小さいという程度でありながら、液晶の解像度はWUXGAへと向上しましたし、500万画素クラスという半端なスペックとはいえ背面カメラも内蔵したことで、とりあえずの撮影も可能となりました。スピーカーもステレオ化されているため、マルチメディアコンテンツの再生にも有効でしょう。

 何よりもCPUがTegra3→SnapDragon S4Proというのは格段の進歩でしょう。Tegra3も発売当初は高性能CPUという位置付けでしたが、今となっては性能(特に描画能力)の低さと消費電力の多さばかりが目に付くという、低スペックCPUに成り下がってしまっていますからね。NVIDIAはグラフィックチップが本業であるにもかかわらず、この分野では描画能力は常にライバルに対して劣勢な気がします。

 ただ、それでも旧型の購入に踏み切った最大の理由は、やはり価格です。以前のエントリーに書いた通りで、Android端末に4万円はやはり払いすぎという印象は変わりませんでした。2012年モデルのNexus7が評価された最大の理由は、やはりコストパフォーマンスの良さという点が大きかったと思うのです。円安誘導により為替レートの影響を受けた部分もありますが、Nexus7(2012)の3G通信対応モデルと、Nexus7(2013)のLTE対応モデルとの価格差が丁度1万円というのは、モデルチェンジというには価格差が大きすぎるとしか思えません。むしろ上位モデルの追加と考えた方がしっくりくるくらいです。

 2012年モデルが併売されるのならそれでも良かったのですが、販売が打ち切られてしまうと厄介だと思い、敢えてこの時期に旧型を買ってきたというわけです。

 今のところBIC SIMのファミリーシェアプラン(SIM3枚)のうちの1枚を詰めて使っていますが、やはり非常に便利です。ハードウェアの性能がやや非力で、その点に不満が無いわけではありませんが、LTEのSIMで常時接続出来ている(2GB/月は速度制限がかからない)というのは予想以上に便利でした。実はこれに先立って、LTE対応SIMを有効に活用するべく富士通のARROWS X LTE F-05Dも買ってあったのですが、Nexus7を使い始めてからはほぼ出番が無くなっています。

 先日購入したiPadもなかなか良いと思っていたのですが、常時接続の高速通信の有無が、使い勝手の差にそのまま繋がっているという印象です。

 もっとも、それでもiOSとAndroidという比較では、iOSの方がずっと洗練されているという印象は変わりませんでしたが。

 本日「jivesnet.homeip.net」による本サイトへの接続が不能となっていましたが、原因はドメイン名が失効していたことによるものでした。

 「homeip.net」ドメインはDynDNSでも有償のDynDNS Proサービス専用のものとなってしまいましたので、仕方なくDynDNS Proのサービスを購入し、改めてドメイン名を取得し直しました。

 内部のLANからはサーバー等は問題なく見えていたため、気付くのが遅れ、数時間単位で接続出来ていなかったのではないかと思います。Nexus7で無線LANをOFFにした状態で接続出来なかった時点でようやく気付きましたので。

 今はNexus7から直接参照出来ていますので、復旧は完了しているものと思います。

 どうやら日本では8月下旬販売開始という方向で決まったようです。懸案だったLTE版の発売ですが、Wi-Fi版と同時に発売となるようで、ひとまず課題はクリアされたようなのですが...。

 問題なのは予定価格で、私が予想したよりもより高くなったようです。32GBで29,800円程度という予想はほぼ当たりそうなのですが、LTE版が予想よりもさらに高く、39,800円となったようです。正直、足下を見られている感がありますね。ちなみにこの価格はノジマの事前予約の際に明かされたとのことですので、概ねどのショップでも同じでしょう。

 こうなってくると現行の3Gモデルと比較して1万円高くなっているということになり、もはや後継機というよりは上位モデルという見方が正しくなってくるのではないかと思われます。実売価格もこの水準から当分は動かないでしょうから、場所を選べば2万6~7千円で買える現行モデルと比較すれば、かなりの割高感となってしまいます。

 今までは新型の価格次第でどちらを買うかと考えていたのですが、この予価を見て旧型の方に気持ちは傾きつつあります。3万円を大きく超えてしまうと、Android端末に払って良い金額を超えてしまっているという印象しか無いんですよね。確かに新型はLTE対応で、IIJ SIMの利用先として丁度良いと思っていたのですが...。

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