JIVE: 2009年2月アーカイブ

 さすがに強いですね。昨年のチャンピオンだけのことはあります。いや、代表ではなく西武がですが。

 代表チームはキーマンに指名した選手がいずれも乱調。先発投手の岩隈がきわめて珍しいホームランを浴びると、2番手ダルビッシュもスクイズで点を失います。カウント1-2となった時点でスクイズは容易に想像でき、実際にダルビッシュが投じた球も打者の足に当たりそうなコースだったのですが、これは決めた打者の原が素晴らしかったですね。

 その後は代表側投手陣の内、小松が大乱調で4点を失い試合がほぼ決定してしまいますが、それよりも問題なのは打線です。4番稲葉は結果を出していると思うのですが、出塁率が伸びないイチローが3番に座っていることでうまく機能しません。本当にあの打線で良いのですかね?

 それはともかく西武は投手陣が充実していますね。先発した新加入のワズディンは粘り強いピッチングをしていましたし、グラマンは相変わらずの安定感でした。長田、谷中も今日は安定感がありましたし。代表選考の最終段階で落とされてしまった岸が1失点したもののストレートのキレは素晴らしいものがありましたし、最後の小野寺のプチ炎上は6点差であれば愛嬌で済みます。

 代表の強化試合は相手が格下か巨人ばかりであまり強化になっていないと思っていたのですが、西武のように力のあるチームと試合をすることで見えてくる課題は沢山あるでしょう。

 先日購入したI-O DATA発売・SAMUSUNG製のSSD、SSDN-S128BをApple MacBook MB466J/Aに搭載してみました。元々160GBのHDDを搭載していましたので30GB少々記憶容量が減ってしまい、Mac OSの領域がかなり犠牲になっています。

 それはともかく取りあえずベンチマークの結果を。

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CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
      Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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   Sequential Read :   97.693 MB/s
   Sequential Write :   76.740 MB/s
   Random Read 512KB :   97.219 MB/s
   Random Write 512KB :   65.774 MB/s
   Random Read 4KB :    19.314 MB/s
   Random Write 4KB :    5.508 MB/s

         Test Size : 100 MB
         Date : 2009/02/27 22:13:33

 さすがにこれまで使ったSSDの中で最速という結果でした。SLCモデルであるMTRON MSD-P3018032ZIFをdynabook SS2100で使った場合よりも高速で、MLCであることを感じさせません。

#もっとも、「速い」SLC(Intel X25-Eなど)と比べればかなり見劣りするわけですが。

 プチフリーズさえ起きなければ、シーケンシャル速度こそさほど伸びないものの、SSDの体感速度に不満は全くありません。その意味ではMTRON MSD-P3018032ZIFに次いで、2つめの満足度の高いSSDということになります。128GBのSSDとしてはかなり安価な部類の製品であるのも好印象です。

 ただ、この製品自体が在庫処分中らしく、安定して入手することが難しいのが残念な点です。

 PC内蔵の地デジチューナーで録画した番組をムーブするために、近所の家電量販店で録画用のBD-REメディア5枚組を買ってきました。maxell製品で、価格は1,280円でした。

 CD-R時代からの印象もあり、マクセルの製品というのがそこはかとなく不安感を醸し出すのですが、それでも一応日本国内で製造されているBD-REメディアがこのくらいの価格であれば意外と安いような気がするのですが、どうなのでしょうか。

#Blu-rayのメディアなど買ったことがなかったので、どの程度が相場なのか
#今ひとつ理解していない部分があります。

 なお、買って帰ってきて録画した番組の時間を見ると3時間近くあったりしました。画質を落としてDVDにしないとコピー・ムーブできない容量です...。

 先日の買い物ですが、暗号化機能付き2.5インチIDEハードディスク用USB接続外付けケース、EU-S10Cです。新品処分(ジャンク扱い)品で、価格は500円でした。

 今更パラレルATA用のケースを買った理由は、先日買ってきたCFD CSSD-PM64NTを取りあえず活用するためです。最初はクレバリーで取り扱っているEZ-DigiX EZ-HDCA25U2-BK IIという製品を買ってきたのですが、これで使うとデータの書き込み時に負荷がかかると突然認識されなくなるという致命的な問題があり、殆ど使い物にならなかったのです。

 また、挑戦者のiCONNECT対応ケースである、SOTO-2.5iHというケースもあったのですが、これもUSB2-iCNとの組み合わせでデータを大量に書き込むと、途中でCRCエラーが発生するという不具合があり、使い物になりません。

 そこでX48C Platinumを買いに行ったついでに手頃なケースを探していて見つけたのがこの製品です。この製品の特徴は対応する鍵型アダプタと組み合わせることで、128bit強度の暗号化が可能という点ですが、私にとっては別にそれはあまり必要ではなく、CSSD-PM64NTが安定して動いてくれればそれで良かったわけですが。

 説明書によるとACアダプタ必須ということだったのですが、SSDの消費電力ではUSBバスパワーだけで問題なく動作しています。30GB程度データを一気に書き込んでも問題ありませんし、Crystal Disk Markを走らせても完走しますので、安定度の方は心配なさそうです。

 本日の買い物は、MSI製Intel X48チップセット搭載M/B、X48C Platinumです。新品で、価格は8,980円でした。

 X48C PlatinumはDDR3/DDRの両対応製品で、若干不安定要素となりやすそうな気がするのですが、32bit PCIスロットを3本備えているという珍しいX48 M/Bである辺りはメリットです。

 元々P35 Neo-FIで組んでいるPCがあるのですが、これのIDEポート周りがやや不安定らしいので、そのバックアップ用に買ってみました。

 X48では組み合わされるサウスブリッジがICH9Rで、M/Bのベンダーも同じMSIですので、あわよくばWindows XPを再インストールせずに対応出来るのではないかという期待もあります。P45では標準のサウスブリッジがICH10シリーズになりますからね。

 ちなみにDDR3メモリは手持ちにSO-DIMMを除き1枚もありませんので、取りあえずは余っているDDR2-800の2GBモジュールで動かすことになるものと思います。DDR3も手ごろな価格になってきていますので、買っても良いのですが...。

 これは先日の買い物ですが、AMD製クアッドコアCPU、Phenom X4 9850 BlackEditionです。新品で、価格は9,980円でした。

 以前から1個はPhenomを買っておこうと思っていましたので、1万円を割り込んだ辺りが手頃かと思い買っておきました。もっとも、メインPCに使うつもりは毛頭ありませんが。

 4つのコアがフル活用できるようなアプリケーションを主に使っているのなら良いのですが、通常の用途では2.5GHz動作のPhenom X4では、3.2GHz動作のWindsorコアAthlon 64 X2には勝てないと思いますから...。

 クアッドコアCPUとして性能を見た場合、IntelでいえばCore 2 Quad Q6600と一長一短というレベルでしょうから、エンコードなどで並列処理を長時間行う用途がある場合には、現在Athlon X2 5600+が装着されているWindows Vista評価用PCに挿して使えば良いかと思う程度ですね。

 現在メインPCで使っているASUS M2N32-SLI DeluxeでPhenom IIが動いてくれれば良かったのですが、nForce 5x0ではPhenom IIはサポートできないようで、nForce 780a辺りへの買い換えも視野に入れた方が良いのかと思い始めています...。

#Socket AM3用のM/Bでは現在流通しているPhenom II X4 9x0が使えませんからね...。

 本日の買い物は、SATA接続MLCタイプ2.5インチ30GB SSD、CFD販売 CSSD-SM30NJです。中古品(開封・検品程度らしいですが)で、価格は3,970円でした。

 昨日掲載したI-O DATA SSDN-S128Bと同じくMLCタイプの2.5インチSATA接続という製品ですが、こちらは通常でも6千円台で購入出来るローエンドタイプです。もっとも、スペック上はRead 150MB/s、Write 90MB/sと、こちらの方が上回っています。

 比較の意味で、SSDN-S128Bと同じく玄人志向 GW2.5AP-SU2に詰めてベンチマークを採ってみました

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CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
      Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------

   Sequential Read :   34.865 MB/s
   Sequential Write :   32.702 MB/s
   Random Read 512KB :   34.396 MB/s
   Random Write 512KB :   27.262 MB/s
   Random Read 4KB :    6.360 MB/s
   Random Write 4KB :    1.917 MB/s

         Test Size : 100 MB
         Date : 2009/02/22 16:00:15

 比べてみると、はっきりとした差が付くのはランダムライトの部分ですね。体感速度であまり優れていなかったり、プチフリーズを起こすモデルに共通しているのは、(他の要素に対する)ランダムライト性能の低さです。

 もっとも、GW2.5AP-SU2と組み合わせてUSBメモリ代わりに利用するにはきわめて快適で、金額も含めて手軽な良い組み合わせではないかと思います。もう1つ買ってRAID 0という方法も考えたのですが、2つ合わせても60GBでは実用性という意味で難があるので、この製品は手軽な外付けストレージとして使う方向で考えています。

 本日の買い物は、I-O DATA発売のSATA接続2.5インチMLCタイプSSD、SSDN-S128Bです。通常新品で、価格は17,980円でした。

 既にAkiba PC Hotline等で書かれている通り、この箱の中身はSAMSUNG純正のMMDOE28G5MPPという製品が入っています。MLCタイプの製品としてみても割合安価な製品なのですが、内部のコントローラがSAMSUNGの自社製で、JMicronとは違ってプチフリーズが起きにくいという辺りに魅力がある製品です。MLCタイプで世代も古い製品ですから、ベンチマーク性能では特に目立たないレベルですが。

 MacBookの詰め替えに使うか、次に入手するSATA接続HDDのノートPC用とするか、あるいはデスクトップPCの起動用にするかと、色々な用途は考えられるのですが、取りあえず動作確認のために玄人志向 GW2.5AP-SU2に詰めてベンチマークを採っておきました。

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CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
      Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------

   Sequential Read :   34.848 MB/s
   Sequential Write :   34.301 MB/s
   Random Read 512KB :   34.056 MB/s
   Random Write 512KB :   34.290 MB/s
   Random Read 4KB :    6.462 MB/s
   Random Write 4KB :    4.563 MB/s

         Test Size : 100 MB
         Date : 2009/02/21 21:54:14

 USB-SATA変換とUSB2.0そのものの性能によるボトルネックは明らかなのですが、それでも以前掲載したTranscend TS64GSSD25-Mの結果と比較していただければ、この製品の素性の良さがよくわかるのではないかと思います。資金があれば複数買っても良かったのですが...。

 

 今日で左足の靭帯を痛めて三ヶ月経過しました。

 一月前に再診察を受け、意外と怪我が重いということが初めて判ったわけですが、それから何回かリハビリに通い、テーピングの方法なども教わっているものの、どうにも状況は改善されません。

 ただ、いい加減足を引きずって歩くというのも逆に疲れますので、最近では僅かにスピードを落としているものの、以前とほぼ同様の歩き方をするように心がけています。あまり歩かないと運動不足になりますしね。

 普段普通に歩いている分にはそれほど痛みはひどくないのですが、何かに躓いたり滑りそうになった場合など、急に左足に負荷をかけたりすると派手な痛みが響くという状況です。

 病院で聞いた話では、痛みが出るということはまだどこかの炎症が引いていないということだというのですが、三ヶ月の間ほぼ湿布などで欠かさず処置していても炎症が引かないというのも、ある意味すごいのではないかと。

 少し前のニュースとなりますが、PalmのCEO・社長の発言にこのような話があったそうです。折角なのでPalmFanの記事にリンクしておきます。

 遂に来るべき時が来たという感じはしましたが、以前発表されたPalm Preが旧Palm OSとの互換性を全く持たないという時点で、Palm OSを完全に捨てたということは理解できていましたからね。

 一応誤解の無いようにいっておくと、現在のPalmは単なるハードウェアデザイン屋であり、Palm OSは日本のACCESSが所有する旧Palm Source、ACCESS Systemsからライセンス提供を受けて使っているに過ぎません。今や弱小ベンダーとなってしまったPalmからすれば、機能面でWindows MobileやSymbianと比較して大きく見劣りするようになってしまったPalm OS搭載機のために、わざわざライセンス料を払い続けるメリットは感じられないでしょう。ACCESS Systemsが新Palm OSをリリースできていれば多少は違ったのかもしれませんが、LinuxベースになるといわれているPalm OS 7どころかCobalt OS(旧Palm OS 6)すら実機レベルでリリースできていない以上、独自開発に傾くのは当然といえるでしょう。

 Palm Preで採用されたPalm Web OSの実機を見ていないので何ともいえませんが、非力でも快適だった古き良きPalm OSの伝統はここで完全に途絶えることになりそうなのが残念です。ACCESS Systemsからライセンス提供を受ける新たなベンダーが現れれば別ですが、今更そのような奇特なベンダーも現れることはないでしょう。

 昨日の仕事帰りに調達してきた品です。Pioneer製DVD Video/Audio、SACD対応プレイヤー、DV-610AVです。新品でヨドバシカメラのポイント+現金少々で入手してきました。

 必要があって購入したというよりは、ネタとして持っておこうという意味合いです。

 一部で話題となっている、GOLDMUND製高級ユニバーサルプレイヤーEidos 20Aの中身の話ですが、取りあえずこちらのリンク先をお読みください。

 記事中ではDV-610AVの先代に当たるDV-600AVとの関連について記載されているのですが、内部写真から判断する限りEidos 20Aのメイン基板と同等なのはDV-610AVの方ではないかと思います。DV-610AVのメイン基板の写真はこちらから。

 仮にもEidos 20Aについてその価値をプロの評論家やライターが認めている以上、DV-610AVと音質面で同等ということは無いと思うのですが、逆に言えばDV-610AVを上手く使いこなし、必要な改造を加えることでEidos 20Aに匹敵するレベルまで音質を高めることは可能だと思うわけです。

 オリジナルのPioneer製品に対して、GOLDMUNDが独自性を加えているのは大まかには以下の点です。

・筐体(オリジナルは一般的な家電レベル。GOLDMUNDはそれなりに立派な筐体)
・電源(オリジナルは恐らくスイッチング電源、GOLDMUNDはトロイダルトランス)
・端子部(オリジナルは基板直付、GOLDMUNDは配線し直して別基板)
・トレー周り(オリジナルにはない金属のシールド板がGOLDMUNDには追加されている)

 基板をそのまま流用している以上、恐らくコンデンサ等も載せ替えられていないのではないかと思います。

 最終的には別筐体と別電源を用意することも視野に入れますが、当面は現状確認とエージングを済ませた後は、極端な改造無しにどの程度音質を向上させることが出来るかに挑戦してみたいと思います。

 昨日友人が入手したばかりのD/Aコンバータ・USBオーディオインターフェースなどを持ち込んできたので、色々と試聴していました。

 光デジタル入力に対応しているとあるUSBオーディオインターフェースは、USBでPCと接続している限りではクラス相応という印象だったのですが、CDプレイヤーから光ケーブル(ONKYO SE-200PCI付属の安いプラスチックファイバー)でソースを入力すると、とても価格からは想像できない素晴らしい音質でした。

 このときテストに使ったのはVictor XL-Z621だったのですが、その場にあった他のCDプレイヤーでも同様の結果となるのかという話になり、

・Panasonic SL-PS840
・YAMAHA CDX-2000
・ONKYO C-901FX

という3台にも同一の条件で接続してみたのです。

 まず、CDX-2000については残念なことに光出力が故障しているという事実が判明したのみだったのですが、残りのSL-PS840やC-901FXでは、XL-Z621接続時ほどの音質にはならないのです。C-901FXでは全体的な傾向は近いものの空間が狭くなり、またレンジ感が乏しくなるという傾向でした。特に劇的な変化があったのはSL-PS840の方で、XL-Z621比で2クラスほど安っぽくなったような印象です。デジタルは理論的に変化しないという前提はどこに行ってしまったのかというほど、明らかに劣化するのです。もっとも、3台に共通していたのは本体内蔵DACで使うよりは全体的に良好な音質となったという点ですが。ただ、SL-PS840については敢えてD/Aコンバータを用意するほどのメリットまでは感じられませんでしたが。

 今まで単体で評価に値するほどのD/Aコンバータを持っていたことがなかったため、CDプレイヤーのデジタル出力に無頓着だったのですが、もう少しきちんと研究しておけば良かったと悔やまれます。

 これまで何度か書いてきた第2回 『HP 2133 Mini-Note PC』モニターコンテスト向けの記事ですが、本日が最終エントリーということで、一応まとめ記事を作っておきます。まずは、過去に掲載した記事のアーカイブへのリンクです。

  • HP 2133 Mini-Note: 2009年2月
  • HP 2133 Mini-Note: 2009年1月
  • HP 2133 Mini-Note: 2008年12月 
  •  

     あまりこのコンテストの趣旨に沿った内容が多くないのですが、これはどちらかというと私の見方はハードウェア側からの興味となり、使いこなしという部分があまり重視されていないことによります。また評価記事ではどちらかといえば批判的な見方を する方ですので、メーカー共催というコンテストの性質には全く合致していなかったと自分でも思います。

     それはともかく、丁度この企画が終わる時期になって、HP 2133 Mini-Note PCの後継モデル、HP 2140 Mini-Note PCが日本でも発表されました。ただ、ネットブックとは少々立ち位置が異なる存在であったHP 2133 Mini-Note PCに対して、HP 2140 Mini-Note PCは単なるネットブックとなってしまったことが非常に残念です。特に日本市場では液晶パネルはWSVGA(1,024x576)だけとなってしまい、Microsoftが提唱するULMPCへの対応(これに適合しているとOSが安く提供される)が最優先課題となってしまったことが伺えます。

     ネットブックよりもさらに1ランク性能で劣るものの、液晶パネルの解像度とあまり安さを感じさせない仕上がりで独自性を演出することに成功したHP 2133 Mini-Note PCと、少しの性能向上と引き替えに単なる仕上げの良いネットブックとなったHP 2140 Mini-Note PC。個人的に後者にはどうしても魅力を感じないのです。

     今後暫くミニノートPCを買う機会はないと思うのですが、次に買う機会があればその製品を選びたくなるような強い魅力を感じる製品が存在していることを期待します。私が今どうしてもミニノートPCを買わなければいけない状況であれば、SONY VAIO type Pを、Sony StyleでカスタマイズしてCPUをAtom Z540にして買うでしょう。ミニノートPCの魅力となる点は、性能を犠牲にしてもその製品を使いたくなるような得難い魅力を持っていること、これに尽きるのではないかと思いますから。

     本日の買い物は、CFD販売取り扱いのUltraATA/100対応64GBSSD、CSSD-PM64NTです。新品で、価格は9,970円でした。

     パラレルATA対応のSSDで、自分が持っていない型番であったため取りあえず買っておいたわけですが...。

     本体裏の刻印に書かれている型番はTS64GSSD25-Mとなっていて、以前買って試しているTranscend製品と全くの同一品であるということが判りました。

     今のところ割合安価な高速型パラレルATA向けSSDは、結局のところ全て同一のハードウェアであるということです。少なくとも、これでTranscend、OCZ、CFD、Photofastが同一構造であることは既に明らかになっています。もっとも、ファームウェアが異なれば若干挙動が違うということも考えられるのですが、CFD製品はTranscendの型番が刻印されているぐらいですから、その違いも期待できないでしょう。JMicron製コントローラ搭載製品の宿命であるプチフリーズ現象はつきまとうことになります。

     今のところSSD化したノートPCは3台ですが、その後で明らかに利用頻度が上がったのはMTRON製SLCタイプを搭載したdynabook SS2100だけなのです。この機種だけがプチフリーズに悩まされることもなく、純粋にSSDのメリットを享受できているわけですから。

     確かにプチフリーズを起こしている製品でもWindowsの起動は軽快になりますし、状況によっては体感速度も大きく向上するのですが、プチフリーズが起きている間の待ち時間でそれらのメリットが全て相殺されてしまうように感じるのです。

     今後全く違う構成のパラレルATA用SSDが発売されればまた試すことになると思うのですが、今回のTS64GSSD25-Mは、ノートPCに内蔵させるという用途には向かないと思いますので、そのうち外付け用のケースを買ってきて高速USBメモリとして使うことにしようと思います。

     昨日の買い物となりますが、WACOM製A6サイズペンタブレット、intuos3 PTZ-430です。通常中古品で、価格は5,970円でした。特に欠品などもなく、むしろ使用された痕跡が殆ど無いという美品でした。

     私はあまり絵を描いたりする方ではないのですが、たまに仕事がらみで画像を作ることはあります。その際に細かい部分の加工にマウスを使っているのですが、やはりなかなか上手く制御が出来ない場合もあるので、タブレットが必要かと思っていました。

     別に細かく描き込みをするという用途ではありませんので、安く売られている適当な品でも問題ないと思っていたのですが、intuos3が割合手ごろな価格で売られていましたので、これで良いかという軽い感覚で買ってきたのです。

     後で調べてみると、この機種、結構高いのですね...。

     これまでの性能検証の結果、「現代的な性能を持つノートPC」とは表現出来ないと判断して良いと思われるHP 2133 Mini-Note PCですが、ではどう使えば有効なツールとなり得るのかという点について考えてみましょう。

     私が今でも現役で稼働させているPCの中で、実はHP 2133 Mini-Note PCよりも性能面で劣っていると思われるPCが2台ほどあります。まず1台目はNEC PC-9821Rv20/N20改ですが、これは5年前にPC/AT互換機に移行するまでのメインPCだったものです。CPUはPentium III-S 1.4GHz(700MHz駆動)、ビデオカードはGeForce FX 5600 Ultra(玄人志向 CHANPON ZERO3-PCI上に装着)、HDDはUltra 2 Wide SCSIと元の面影が見られないぐらいまでパーツを載せ替えていますが、さすがに現代的な利用方法には耐えられません。この環境はあくまで過去の資産として残してあるだけです。

     残る1台はノートPCで、IBM ThinkPad X24(相当の自作品)を寝床の横に置いておき、これを寝る前のメールチェックやWeb巡回用としています。このPCはCPUがPentium III-M 1.13GHz、メモリが640MB PC133 SDRAM、グラフィックはATi MobilityRADEON 8MB、HDDはTOSHIBA MK4026GAXという構成で、性能的にはどうみてもHP 2133 Mini-Note PCを下回りますが、ほぼ毎日使われる使用頻度の高いPCとなっています。

     何故性能が悪いことを承知の上で毎日使っているのかといえば、この性能で不足を感じない程度の使い方でしか使っていないからです。これと同じ事がHP 2133 Mini-Note PCの場合にもいえるのではないでしょうか。

     前置きが長くなりましたが、性能で劣るPCを使う場合の一つの考え方は「その性能で不満を感じないような使い方に絞る」ということです。純粋にビジネスツールとして使う場合には、恐らくオフィススイート、Webブラウザ、メールクライアント、PDF表示ツール辺りがきちんと動作して、かつ有線・無線でLANに接続できれば大抵の用事はこなせるのではないかと思いますので、HP 2133 Mini-Note PCのパフォーマンスでも全く不足はないと思います。今のところ、私のHP 2133 Mini-Note PCはこのような考え方で環境を構築しています。

     そしてもう一つの考え方は快適ではなくてもとにかく動いていれば使えるという考え方です。極論すれば、例えばニコニコ動画を見ていてコマ送り状態になったとしても、取りあえず見られているのだからそれで納得するということです。ゲームなどは特にこの考え方が成立するのではないかと思います。アクション系では難しいかもしれませんが、シミュレーションやRPGであれば取りあえず進行だけは可能ですからね。特に比較対象がない状況であれば、こんなものかという納得はしやすいのかもしれません。実際に、私も昔使っていたPCのCPUが486SX 25MHzだった時代には、Pentiumや高クロックの486の動きが想像できませんでしたから...。

    #もっとも、MS-DOSやWindows 3.1で使っていたからさほど気にならなかった
    #という面もあります。

     最後に、先程ゲームの話を少し出しましたので、ロースペックPCでも快適に動作する無料配布タイトルを紹介しておきましょう。日本ファルコムの公式サイト上で公開されている「ロードモナーク オンライン」です。

     元々Windows 95時代のタイトルで、動作条件が486SX 33MHz以上というほどの軽さですから、現在手に入るどのPCでも問題なく動作条件はクリアできます。注意点としてはWindows 95専用タイトルであったため、その他のOSで動作させる場合には若干動作に不具合があるということです。特にWindows 2000/XP等でプレイする場合にはゲームの実行ファイルが存在するフォルダの中に「SAVE」というセーブデータ保管用のサブフォルダを、予め手動で作っておかなければいけません。もっとも、Windows Vista環境ではまだ動作を試したことがありませんので、そもそも実行可能かどうかは判りませんが...。

     本日の買い物は、NTT Communications製接触型ICカードリーダ、SCR331-NTTComです。バルク品で、価格は1,000円でした。

     別にこれを使ってB-CASカードをどうにかしようという目的ではなく、一応本来の用途である住基ネットカードの読み込みに使おうと思って買ってきました。

     何となく国の思惑通りに動いているようで気分は良くないのですが、今年の確定申告はe-taxにしようかと思っていますので、その準備ということです。

     実は以前とある研究目的(決して怪しい目的ではないので念のため)でSHARP RW-4040 というカードリーダを買ってあったのですが、これはマイナーバージョンが低くe-taxには対応していないそうなのです。もう一つNEC製のカードリーダもあった気がするのですが、何となく見あたらないので忘れることにしました。

     問題はまだ住基ネットカードを作りに行っていないということですが、これはそのうち市役所の近所に用事があるときについでに行ってくることにします。

     以前はE-MUブランドから発売されているオーディオカードの内、割合廉価な製品とのバンドル用に用意されていたサンプリング音源、Proteus VXがいつの間にか無償公開されていましたので、取りあえず落としてきました。

     昨年このProteus VXを目当てにE-MU Proteus Xのジャンク扱い品を買ったところ、Proteus VXが入っていなかった代わりに、ほぼ未使用と思われるE-MU 0404 PCIが手に入ったということもありました...。

    proteusvx.jpg

     データ入力用のツールを殆ど用意していませんので、取りあえず上の画像でも表示されているキーボードツールで軽く音を出しただけなのですが、予想以上に使えそうな音質を保っています。このレベルのソフトウェア音源が無償公開されていれば文句なしです。

     取りあえずソフトウェアの音源をまず使ってみたいという方にはなかなかお薦めです。ダウンロード時にメールアドレス等を登録する必要があり、その説明の全てが英語表示というのが若干抵抗を感じる点かもしれませんが。

     発売日の翌日となる先週土曜に購入して、その日の内に使い始めています。まあ、本音からいえば一太郎・ATOK以外にあまり用事はなかったので、一太郎2009でも良いかと思っていたのですが、それほど差額も大きくないので一応Just Suiteを買っておいたというところです。

     ATOKは日本語入力をする限り必ずお世話になるわけで、3日以上使えば多少のレポートも出来ると思いますので、現時点での利用感を書いておくと、ATOK2008で片手落ちだった部分がきちんと実装されたという印象を持ちます。

     特に便利になったのが英単語入力時でしょうか。スペルの候補が表示・選択可能となりましたので、入力していてスペルに確信が持てないときなど、表示された候補を見て確認できるようになり、これだけでも入力が快適になります。もっとも、日本語文章の中でたまに英単語を書くという使い方に適しているわけで、常に英語で入力するのであればそもそもIMEを使わないとは思いますが。

     また、ATOK2008では口語表現への対応を重視してる反面、今までのATOKでは解釈を間違えなかったような文章で突然不自然な変換をしたりすることがあったのですが、これが改善されたように感じます。もっとも、1年間学習させたATOK2008から辞書を引き継いでいることも大きいのかもしれませんが。

     新バージョンリリースごとに買っているとあまり気付かないのですが、たまに旧世代のATOKを使うと、実はかなり劇的に進化しているということが理解できます。

     少なくとも旧バージョンを使っているユーザーの期待を裏切らない程度の出来を確保できているわけですから、仕上がりの良いバージョンアップなのではないかと思います。

     先日掲載した「HP 2133 Mini-Noteとdynabook SS2100の性能を検証する」について、今時のPCとの比較が無いので、あの結果がどの程度遅いのかがよくわからないという、実にもっともなツッコミをいただきましたので、手持ちで唯一今時のノートPCといえるApple MacBook MB466J/AとHP 2133 Mini-Note PCでの比較を行いました。HP 2133 Mini-Noteの結果は前回掲載のものを流用しています。

     

    Crystal Disk Mark 2.2
     
    HP 2133 Mini-Note PC
    Apple MacBook MB466J/A
    Sequential Read
    56.074 MB/s
    44.369 MB/s
    Sequential Write
    56.718 MB/s
    47.844 MB/s
    Random R 512KB
    23.999 MB/s
    28.467 MB/s
    Random W 512KB
    36.338 MB/s
    35.963 MB/s
    Random R 4KB
    0.324 MB/s
    0.456 MB/s
    Random W 4KB
    1.098 MB/s
    1.372 MB/s

     

     MacBook MB466J/Aの搭載HDDはFUJITSU MHZ2160BHで、WD3200BEVTとは世代差はありません。シーケンシャルではWD3200BEVTが優勢ですが、体感速度的に大きな差はないものと思います。

     

    HD BENCH 3.40b6
     
    HP 2133 Mini-Note PC
    Apple MacBook MB466J/A
    ALL
    29442
    75544
    CPU Integer
    59634
    265098
    CPU Float
    40640
    277276
    Memory Read
    18016
    146175
    Memory Write
    45139
    123698
    Memory R&W
    31619
    240946
    DirectDraw
    59
    30
    Rectangle
    22548
    49000
    Text
    5986
    24800
    Elipse
    7560
    4620
    BitBlt
    186
    379
    HDD Read
    57984
    39233
    HDD Write
    52837
    49612
    HDD RandomR
    5375
    21913
    HDD RandomW
    23073
    20603

     

     メモリがDDR3-1066ということもありますし、内蔵グラフィックとしては描画能力に優れるGeForce 9400Mということもありますが、とにかく次元が違うと言って良いほどの差が付きますね。 

     

    ゲーム系ベンチマークソフト
     
    HP 2133 Mini-Note PC
    Apple MacBook MB466J/A
    ぐるみん
    11601
    65195
    FinalFantasy XI
    954
    8309

     

     もはや同列で比較できるような結果でもないような気がします。MacBook MB466J/AはFinalFantasy XI Bench 3のMode=Highでも5000以上は軽々叩き出します。

     前回の比較ではそれなりの結果を出しているようにも見えるdynabook SS2100ですが、こうしてみると所詮は5年前のPCだということがよくわかります。かつてはモバイル系最強の3DグラフィックといわれたPCなのですが...。

     HP 2133 Mini-NoteのハイパフォーマンスモデルとMacBook MB466J/Aでは実売価格が約8万円違っているわけですが、当然ながらそれに見合っただけの性能差はあるということです。ただ、液晶解像度はほぼ同等(HP 2133 Mini-Noteは1,280x768、MacBook MB466J/Aは1,280x800)ですし、携帯性ではHP 2133 Mini-Noteの方が遙かに勝っているわけですから、あくまでこのPCに見合った使い方というものを考えてやるべきでしょう。

     これも先日の買い物となりますが、KEIAN製外付けUSB接続DVDスーパーマルチドライブ、KA-BP13Tです。新品処分品で、価格は3,000円でした。

     LITEON IHAS120-27と同じく、ベイシア電器改装オープンセールの処分品ワゴンの中で見つけたものです。こちらは最初から在庫数1だったようですが。

     この製品は簡単に言うと、Panasonic製UJ-850をスリムドライブ用外付けケースに入れたものとなります。最近外付け光学ドライブを解体して内蔵用にドライブを取り出してしまったので、その補充用として買ったものです。現在外付け用に使えるDVD書き込み対応ドライブがI-O DATA DVRP-iU2ぐらいしかありませんでしたので。

     しかし、この一週間でDVDドライブ何台買ったんでしょうかね...。

     本日の買い物というよりは、結構前に注文していた品がようやく届いたというべきなのですが、Transcend製DDR3-1066 2GB SO-DIMM、TS256MSK64V1Uです。1枚4,179円で2枚購入しています。

     これはMacBook MB466J/A用に購入しました。元々2GB搭載されていてそれほど不足があるわけでもないのですが、メモリ価格が下がっている内に買っておこうと思い確保しました。もっとも、本日現在の価格は注文時点よりもさらに200円ほど下がっているようですが...。

     買った以上放置して置いても仕方ないので、取りあえずMacBookに装着してみました。MB466J/Aはメモリの相性が少々シビアという噂を聞いていたのですが、しばらく色々なベンチマークなどを実行してもこれといって問題は発生していません。

     ただ、Windows XPでの利用時には、システム上で認識されているメモリが約2.8GBと、大して増えていない辺りが空しいところです...。

     本日の買い物は、LITEON(Philips & Lite-on Digital Solutions Corporation)製SerialATA接続DVDスーパーマルチドライブ、IHAS120-27です。新品リテール品で、価格は1,000円でした。

     市内にあるベイシア電器の新装オープンセール特価品ですが、どちらかというと改装閉店前の処分で売れ残った品というのが正確でしょう。

     先日ツクモパソコン本店でのアウトレットセールの際に、ATAPI接続のAD-7203Aは買ってあったのですが、SATA接続の製品を買っていなかったので、丁度良いかと思い購入しました。

     そこそこは安いと思うのですが、何故か夜まで売れ残っていました。他にも恵安のワンセグチューナーが1,000円など、そこそこ安い物はあったのに全然売れていなかったのが不思議です。IHAS120-27は2個置いてあったので昼間に1つ買い、夜の閉店間際にもう一度行った際にもまだ1つ残っていたので、結局もう1つも買ってしまいました。

     それ以外にはデジタル一眼レフカメラ用のレンズが数本安売りされていましたが、ペンタックス用やフォーサーズ向けばかりでしたので結局買わず。Canon EOS Kiss Digital X 18-55mm Lens kitの展示処分品@29,800円も夜まで売れていなかった辺りも意外です。

     

    CA.jpg 今まで使っていたNorton Internet Securityの利用期限が切れる時期なので、CA AntiViurs 2009を新たに1ライセンス導入しました。ちなみに価格は4,320円です。

     元々eTrust AntiVirusから継続して更新し続けてきたライセンスが既にありますので、それと併せてこの製品は計2ライセンス保持ということになります。ちなみに1ライセンスで3台までインストール可能ですから、この製品を使うPCは6台ということになります。

     元々のNorton Internet Securityも3台ライセンス版でしたから、これの置き換えで3台分使い切ることになりそうです。ちなみにNorton Internet Securityを使っていたのはメインPC、居間用のThinkPad T30、私の仕事用であるThinkPad T42です。ちなみに仕事用PCでは、MacBookにカスペルスキー、dynabook SS2100にAvast!など、敢えて別々のソフトウェアを導入しています。リスクの分散と使用感の確認のためですが。

     ちなみに、居間のThinkPad T30にCA AntiVirusを導入してみると、何故か削除対象のリスクが10個ほどあったりしました。Nortonの完全スキャンも月に2~3回ペースで実行していたのですが...。

     先日のエントリーで書いた通り、最近のPCとしてはどうも体感速度に難があると思われるHP 2133 Mini-Noteと、2003年発売のモバイルノートPC、TOSHIBA dynabook SS2100 DS90L/2の性能を検証してみましょう。

     今回は簡単にベンチマークを数種類測定してみました。利用したベンチマークソフトは次の通りです。

    ・Crystal Disk Mark 2.2
    ・HDBENCH 3.40b6
    ・「ぐるみん」ベンチマーク
    ・Final Fantasy XI Official Benchmark Program 3 (Lowのみ)

     まずはストレージ性能を測定するCrystal Disk Mark 2.2です。どちらもデフォルトの搭載HDDではありませんが、現状把握の意味で測定しています。

     

    Crystal Disk Mark 2.2
     
    HP 2133 Mini-Note PC
    dynabook SS2100 DS90L/2
    Sequential Read
    56.074 MB/s
    78.793 MB/s
    Sequential Write
    56.718 MB/s
    72.506 MB/s
    Random R 512KB
    23.999 MB/s
    81.514 MB/s
    Random W 512KB
    36.338 MB/s
    28.357 MB/s
    Random R 4KB
    0.324 MB/s
    25.051 MB/s
    Random W 4KB
    1.098 MB/s
    1.758 MB/s

     

     さすがにSLCタイプのSSDを搭載したdynabook SS2100は圧倒的な速度ですが、HP 2133 Mini-Noteの方も2.5インチHDDの水準性能は十分クリアしているものと思います。

     続いてGDI性能を総合的に測定できるHDBENCH 3.40b6のスコアです。

     

    HD BENCH 3.40b6
     
    HP 2133 Mini-Note PC
    dynabook SS2100 DS90L/2
    ALL
    29442
    41955
    CPU Integer
    59634
    41548
    CPU Float
    40640
    41952
    Memory Read
    18016
    35016
    Memory Write
    45139
    30716
    Memory R&W
    31619
    58771
    DirectDraw
    59
    29
    Rectangle
    22548
    28337
    Text
    5986
    2538
    Elipse
    7560
    3612
    BitBlt
    186
    12
    HDD Read
    57984
    58715
    HDD Write
    52837
    75128
    HDD RandomR
    5375
    74581
    HDD RandomW
    23073
    30153

     

     CPU性能では浮動小数点演算の弱さは見えるものの、それでもクロックの差もありHP 2133 Mini-Noteが優勢です。ただ、DDR2メモリであるにもかかわらず、メモリ性能でDDR266のdynabook SS2100に劣っているのはいただけません。GDI描画性能は世代の差もありHP 2133 Mini-Note内蔵のChrome9が全体的に勝っています。

     続いて、ゲームソフトのサンプルとして2種類のベンチマークです。まずは日本ファルコムから発売されている3DアクションRPG、「ぐるみん」のベンチマークです。このベンチマークはDirectX 8・9にそれぞれ対応していますが、今回は設定はデフォルト値(DirectX 8を利用)としています。そしてもう1つはお馴染みの「Final Fantasy XI Official Benchmark Program 3」ですが、これはモバイルノートには高負荷なベンチマークですから、Lowモードのみの測定としています。

     

    ゲーム系ベンチマークソフト
     
    HP 2133 Mini-Note PC
    dynabook SS2100 DS90L/2
    ぐるみん
    11601
    12482
    FinalFantasy XI
    954
    2184

     

     何と意外なことに、どちらのベンチマークでもdynabook SS2100が優勢です。「ぐるみん」は体感速度ではほぼ同等といえるのですが、FinalFantasy XIの方は一見して判る程度の差があります。このクラスのモバイルPCで3Dゲームを実行する機会があるかどうかは別の話ですが、今時のPCとしては寂しい結果となってしまいました。

     ネットブックに限らず、安価なモバイルPCは用途が絞られるというのは当たり前の話なのですが、安価であるが故にあまり深く考えずに導入してしまうユーザーが多いことも事実です。この辺りの性能的な限界は、もう少しメーカーがきちんとアピールする必要があるのではないでしょうか。

     アメリカで放送されている番組らしいのですが、番組自体がどうというわけではなく、注目すべきはこの番組のオープニングテーマ曲です。試聴はこちらで可能です。

     シカゴの1975年のヒット曲「OLD DAYS」(邦題は追憶の日々)の歌詞を番組向けに改めたものなのですが、何と演奏しているのもシカゴ自身なのです。

     日本で40年もの間一線級で活動しているロックグループは知りませんから、何に例えて良いのか判らないのですが、大物アーティストに番組のテーマ曲を依頼し、しかもその曲は本人達のヒット曲をベースに替え歌にして貰って使うというのですから、かなり贅沢な話です。

     もっとも、最近のシカゴはメンバー達が日本独自企画盤に頻繁に顔を出すなど、割合小さな仕事を気軽に引き受けている印象がありますので、意外なほど安く上がっているのかもしれませんが...。

    #avexから発売されている洋楽アーティストによるカバー集「E-35」シリーズでは
    #ジェイソン・シェフがすっかりお馴染みですし、小田和正や槇原敬之のカバー集
    #ではビル・チャンプリンが渋いヴォーカルを披露しています。

     出荷状態のWindows Vista Businessではもたつきが気になったので、Windows XP Professional SP3へと入れ替えを行ったHP 2133 Mini-Noteですが、改善されたとはいえやはり遅いのは事実です。

     先日TOSHIBA dynabook SS2100 DS90L/2のHDDをSSD化してからは、実に約6年前に発売されたこの製品よりも体感速度が劣っているという有様です。

     理屈で考えれば、いくら価格帯が違うとはいえ、発売時期が5年も違うPCが同列で比較されるなどということはまずあり得ません。取りあえず、体感速度に影響しそうなスペックを抜き出してみましょう。

     

      HP 2133 Mini-Note PC TOSHIBA dynabook SS2100 DS90L/2
    CPU VIA C7-M 1.6GHz Intel PentiumM (Banias) 900MHz
    チップセット VIA CN896+VT8237S Intel 855PM+ICH4-M
    メモリ(現在) 2GB PC2-5300 1.25GB PC-2100
    グラフィック S3 Chrome9(CN896内蔵) Trident Blade XP4m32
    HDD(現在) WesternDigital WD3200BEVT MTRON MSD-P3018032ZIF(SSD)

     

     HP 2133 Mini-Noteが不利になりそうな要素は、せいぜいHDD程度でしょうか。とはいえ、SATA接続であり、また搭載HDDも現在のごく標準的な製品ですから体感速度に大きな影響を及ぼすほど低速とは考えられません。

     理屈で考えても今ひとつ納得できませんので、次回はいくつかベンチマークの類で調べてみたいと思います。

     先日の買い物となりますが、オプティアーク製DVD書込ドライブ、AD-7203Aです。バルク新品で、価格は1,980円でした。

     先日のEARTHWATTS EA650と同様に、ツクモパソコン本店のアウトレットセールで入手した品です。SerialATAのAD-7203Sも同価格で売られていました。

     結果的に殆どスルーしてしまったのですが、このアウトレットセールは確かに手頃な安売り品が沢山ありました。GIGABYTE製のP45やX48搭載のマザーボードは軒並み4桁価格でしたし、Matrox Millennium P690シリーズも通常価格よりは1万円前後安かったように思います。

     生憎nForce 780a搭載のマザーボードに特に出物がなかったため買わなかったのですが、ASUS M3N-HTシリーズ辺りが割合安い程度で売られていれば迷わず飛びついたと思います。

     また、近くのツクモDOS/V館でも同じくアウトレットセールが開催されていて、こちらはHDDに出物がありました。特に必要がなかったので買わなかったのですが、Seagate ST31000333ASが5,480円という価格に下がっていて、Seagateの不具合騒動にかかわらず飛ぶように売れていましたし、WesternDigital VelociRaptorシリーズもWD3000HLFSで17,800円など、なかなか魅力的な価格でした。

     手持ち資金が豊富で、かつ物欲が旺盛な状態ならかなりの買い物をしていたのではないかと思うのですが、生憎最近はそれほど物欲が発揮されないんですよね...。

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